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子どもを見守り、待つことで生まれるプラスのこと 〜ママに届けたいメッセージ  Vol.272〜

ベッドで戯れるママと娘

朝、これから学校、幼稚園という、出かける直前に
子どもが別のことに集中しているというのはよくあること。

おもちゃで遊んでいたり、
本を読んでいたり、
お絵描きしていたり。

忙しいのにー
早く出かけたいのにー
何しているのよ!
というのが、ママの本音。

「もうすぐお出かけの時間だよー」
「はーい」
「時計の針が一番上に来たよー」
「わかったー。もうちょっと」
そんなやり取りを子どもとするけれど、
子どもの意識は自分のしていることにしか向いていません。

ママもだんだんとイライラ。
そして、大きな声で「早くしなさい!」と言ってしまうでしょう。

でも今日は、
その言葉をもう少しだけ待ってみましょう。

子どもの表情を観察していると、
その瞳がキラキラと輝いていることに気が付きます。

子ども自身が納得し、これでOKと判断するまで、
じっくり待ってみましょう。
子どものタイミングで次に進めたとき、
その子には大きな達成感が生まれます。

そして、満足感を得て気持ちよく出かけることができるのです。

もちろん、時間は無限にあるわけではありません。
この時間にこうしなくてはいけないんだよと伝えることも必要です。

その上で、
やる気や自己肯定感を否定しないように
子どもを見守ることが
とても重要です。

親の都合やペースを押し付けるのではなく、
その子のペースがあることを理解することが大切です。

子育ては時に「忍耐」ですが、
そこにはきっと、子育ての大きな喜びが待っています。