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歯の生え変わり時期が要注意!永久歯の虫歯予防【歯医者さんの教える!こどもの虫歯予防とお口の健康】Vol.5
永久歯に生え変わってすぐの頃が要注意!大人の歯は生えてから2年間が一番虫歯になりやすいのです
連載中のコラム【歯医者さんの教える!こどもの虫歯予防とお口の健康】では、
白金こどものはいしゃさん院長園延妙子先生が「子供の虫歯予防、お口のケア」について、年齢別に注意点を教えてくださいました。
【歯医者さんの教える!こどもの虫歯予防とお口の健康】Vol.5
「永久歯は生えてから2年間が一番虫歯になりやすい!」
永久歯に生え変わり、これから一生付き合っていく歯になるのは6歳前後。
まだ歯磨きの磨き残しも心配ですよね。
けれど生涯「虫歯ゼロ、歯周病ゼロ」のお口で過ごすためのゴールはすぐそこです!
永久歯への生え変わりからその後の虫歯予防まで、白金こどものはいしゃさん院長園延妙子先生に教えていただきました。
5回にわたってお届けした【歯医者さんの教える!こどもの虫歯予防とお口の健康】も今回が最終回。
「生涯虫歯ゼロ、歯周病ゼロ」それはママからの最高のプレゼントです。
〈歯の生え変わりと永久歯、6歳からの虫歯予防〉
1)6歳くらいから永久歯に生え変わる
歯の生え変わりの時期がやってきました。おめでとうございます!!
だいたい6歳前後になると、下の前歯が抜けたり、6歳臼歯と呼ばれる大きな奥歯が生えてきます。
大人の歯と呼ばれる永久歯は、これから80年以上お世話になる大事な歯。
絶対に虫歯にしたらいけないんだ!!という意識を、ママにも子どもにも、持ってもらうことが大切です。
6歳臼歯の生えかけの頃は歯肉が半分かぶさったりして、不潔になりやすいのが特徴。
やさしく、しっかり磨きましょう。
「永久歯は生えてから2年間が一番虫歯になりやすい」
永久歯は生えてから2年間が一番虫歯になりやすいと言われています。
生えたての歯は、大人の歯でもまだ構造が未完成で柔らかく虫歯になりやすいです。
この時期に効果的なのが、歯の成分のアパタイトをさらに硬いフルオロアパタイトに変えて歯の質を強くするフッ素塗布が非常に効果的です。
そして、6歳臼歯は歯の溝がとても深くその溝からの虫歯になりやすいです。
歯の頭が全部出たら、歯医者さんで「シーラント」の処置をすると良いでしょう。
「シーラント」は歯の溝をフッ素配合の樹脂で予防的に埋める処置。
これをすると溝からの虫歯になりにくくなりますよ。
そして、毎食後しっかり自分で歯磨きをする習慣をつけます。
ただ、こどものうちは歯磨きも磨き残しがあります。
「9歳くらいまで」夜の仕上げ磨きは行いましょう。
そして、フロスも忘れずに行ってくださいね。
2)6,7歳で前歯が生え変わる
この時点で前歯が綺麗に揃わなそうな場合「床矯正」という矯正を開始することができます。
歯並びが悪くなる要因の一番は、顎と歯のお互いの大きさの不調和。
最近の子供は顎が小さい傾向にあり、大人の歯が入りきらないことにより、歯と歯が重なって歯並びを悪くするというパターンが非常に多いです。
すべての歯が生え変わり、永久歯列になってそれから矯正となるとどうしても歯を抜いて、歯が入るスペースを確保しながら歯並びを矯正していく他ありません。
けれど「床矯正」では、歯が入る器である顎を広げてあげることで歯を抜かずにすべての歯が生えそろうようにしてくれます。
歯並びに不安が出たら、歯医者さんに相談してみましょう。
また、顎の成長を促すには顎に刺激を与えるのが効果的。
日々の生活の中で、固いものをしっかり噛んで食べる、バランスのとれた噛みごたえのある食事を心がけてください。
指しゃぶり、頬杖、口呼吸の癖も歯並びに大きく影響します。
これも早めに改善していきましょう。
3)9歳から11歳は犬歯の後ろが生え変わる
9歳からは続々と大人の歯が生えてきます。
けれど、一番虫歯になりやすい歯は6歳臼歯。
生えてくる歯に気を取られすぎず、しっかりと奥歯まで歯磨きをしましょう。
虫歯にならないようにするためには、やはりフッ素塗布が効果的。
歯医者さんで定期チェックをしてもらうとともに、磨き方もしっかり習ってください。
歯医者さんには磨き残しを赤く染めるチェックがあるので、これをしてもらうとわかりやすいですよ。
また、おうちでも一週間に一度はきちんと磨けているかを見てあげてくださいね。
4)12歳、一番奥の永久歯が生える
12歳くらいを過ぎると、一番奥の永久歯が生えて、ようやく永久歯列が完成します。
この時点で虫歯がゼロであれば、一生、虫歯ゼロ!歯周病ゼロ!の健康なお口を保つことが可能です。
ただし、これだけは忘れずに!
- 正しい歯磨き&正しいフロス
- バランスのとれた規則正しい食事
- 歯医者さんでの3ヶ月に1度の定期検診&クリーニング
現在日本人の80歳の平均残存歯数は8.9本
それも丈夫な歯が残っているとは限りません。
つまり、ほとんどの方がしっかりと噛めて、美味しく食事ができているのではないのです。
予防習慣は子どもの頃から身につけて。28本の歯すべてを残し、
一生、美味しく食べて、楽しく笑える豊かな人生をお過ごし下さい。
園延妙子
歯科医師・スマイルセラピスト
長崎大学歯学部卒
医療法人社団SDC 白金こどものはいしゃさん院長
オーラルビューティークリニック白金 副院長
幼少期から予防のために定期的に歯医者さんに通う習慣を身につけることで、生涯虫歯ゼロ、歯周病ゼロのお口を保って欲しいとの想いから白金こどものはいしゃさんを設立。
また、大人の方には健康で美しく、お口の中からアンチエイジングをテーマに、オーラルビューティークリニック白金を展開。
自身の出産経験から、ママも安心して通院できる「ママの治療中の託児サービス」も実施。
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