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子どもが、泣いている時に「なんで泣くの?」「泣き止んで!!」と言ってはいけない理由 〜ママに届けたいメッセージ vol.132~
すぐに泣いてしまう。
大丈夫かな?
特に男の子だと、
こんなに弱くてと心配になる。
だから、泣いてしまったとき、
ついついマイナスに受け取ってしまう。
赤ちゃんの時は、泣くという行動で気持ちを伝えてくれる。
泣くことしか出来なかった子が、
成長するにしたがって、
「お腹がすいた」
「トイレに行きたい」
「遊びに行きたい」
と、自己表現できるようになっていく。
5歳にもなれば、
きちんと感情を伝えられるようになったなと思いがち。
でも、この時期は、
まだまだ自分の気持ちの表現が上手ではない子がほとんど。
わかってはいるものの、つい、
「泣かないで、どうして欲しいのか言ってごらん」
と聞いてしまう。
聞かれても、5歳くらいの子どもには、
上手に今の気持ちを伝えられない。
だって、自分の気持ちを正確に伝えることって、
とっても難しいことだから。
転んでしまって、そんなに痛くないのだけど
びっくりして泣いてしまった感情をどう表せばいいか、
友達とおもちゃの取り合いになって、
負けそうだけど、負けたくない気持ちをどうやったら伝えられるのか。
わからないから、
子どもは自分の気持ちの表現の一つとして「泣く」を使う。
ここが、大人とは違うところ。
大人にとって「泣く」ことは、ネガティブだと感じやすい。
でも、子どもにとっては、気持ちの表現の1つ。
子どもが泣いたらすぐに「泣かないで!」と言うのではなく、
気持ちの表現の1つと受け取って欲しい。
そして、受け入れてあげて欲しい。
何を話してもすぐに否定されると大人も嫌な気持ちになる。
表現の仕方がわからないから、泣くことしかできないのに、
それも否定されるととても悲しい。
だから、
子どもが泣いて表現したことをすぐに否定してはだめ。
共感してあげて欲しい。
「寂しかったんだね」
「おもちゃで遊びたかったんだね」
「転んでびっくりしたんだね」
自分の感情表現をしたときに、パパやママが共感してくれると
子どもは受け入れてもらえたと感じることができる。
反対に、
「なんで泣くの?」
「泣くほどのことじゃないでしょう!」
「泣き止んで!!」
と言われると、自分の気持ちをわかってもらえていないと思って、
辛くて悲しい。
子どもの感情を親が受け止めて、
難しい心の表現を、親が代弁してあげたい。
そうすることで、
ゆっくりと自分の言葉で表現できるようになる。
自分を受け入れてもらったと感じる子どもは、
他人のことも受け入れられるようになるもの。
まだまだ未完成な心とその表現方法。
育っている過程だと思って、
寄り添っていきたいですね!!
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