「早く起きなさい」
という言葉から始まり、
「ごはんを食べなさい」
「歯磨きはしたの？」
と、
朝から子どもにいろいろな“指令”を送っていませんか？

学校に行ってほっと一息ついたのもつかの間、
帰宅後は、
「手を洗って！」
「宿題は？」
と、続きます……

何も言わなくても
自分のことは自分でできるお子様もいるでしょう。
でも、それがなかなかできないというお子様も少なくありません。

こうしたママの“声掛け”に対してすぐに行動しない子どもに、
さらにイライラ……
ということもあるのでは。
そしてつい、
「何度言ったら分かるの！ 早くごはんを食べなさい！」
「宿題をしなさいと言ってるでしょ！！」
と、怒ってしまうことも。

そして強く怒ってしまったあとに、
そんなに感情的にならなくても良かったな
もっと冷静に話せば良かったな
と、後悔するのもママのお決まりパターン。

では、なぜ、イライラしてしまうでしょうか。
その理由のひとつは、
ママの目標設定が高いからなのかもしれません。
ママが思う
「こうあってほしい」
「こうあるべき」
が、お子様の現状よりも少し高めなのではないでしょうか。

また、物事を進めるスピードも、
人によって違います。
ママが思う理想のスピードは
お子様にとっては早すぎるのかもしれません。

ママにとっての当たり前や
「〇〇すべき」
を子どもに当てはめず、
子どものペースに寄り添ってみましょう。

できないこと、できていないことを怒るのではなく、
その中の、できている部分に目を向けましょう。
「今日は昨日よりも早く起きたね！」
「机に筆箱が出てる！宿題をしようとしているのね。頑張っているね！」
など、ポジティブな言葉をかけ続けましょう。

そうすることで、
ママのイライラも減り、
子どもも自ら進んで行動できるようになるはずです。