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「海のエコラベル」がついた、旬の魚を食べよう! MSC(海洋管理協議会)の取り組みのご紹介【ママと子供の食育レシピNo.43】
「調理法いろいろ!塩焼き、煮付け、お造り、蒸し、炊き込み・・・・」
日本人の魚離れが取り沙汰されている昨今。
”魚の消費量が落ち込む”といった事を目にする事もあります。実際に、水産庁のHPにはそのように記載されています。
しかし、消費量低迷よりももっと深刻な問題が存在しています。
それは、乱獲と海の環境破壊それから、需要と供給のアンバランス。
日本の漁船が乱獲?!
乱獲と聞くと、日本人はそんなことしない。。。と思われるかもしれません。
どこか遠い国の他人事のように。
乱獲という言葉よりも、”獲りすぎ”といった方がイメージできそうです。
WWFのHPを読むと日本の海の現実を知ることができます。
世界的にみると、漁獲量は1950年代では2,000万トンだったのが、1980年には3倍に飛躍したと書かれています。
数字が大きすぎてあまりピンときませんが、この増え続けた取りすぎ漁業の結果、80年代後半以降は枯渇の危機に直面する種が増えてしまったのです。
増え続ける世界の人口 消費量上がる
健康食ブームのアメリカ、中国の水産物の消費量が増えた為、価格が高騰し、買い負けを起こしているのも現実のようです。
日本は水産物輸入額はアメリカに次ぐ世界第2位の国。水産資源を獲る国の一方、輸入に頼る側面もあるのです。
また、現在の世界の人口72億人から2050年には96億人に増えると予想されています。この人口増加が与える自然への影響は避けては通れない問題です。
環境破壊
こうした海産物の需要が高まるなか、養殖業が盛んになることが予想されます。
しかし、養殖業が増えるということは、そこに建物が建つわけですから、環境が破壊され、産業廃棄物が海に流れ込み生態に悪影響を与えてしまうことになります。
このまま乱獲が続けば、持続可能な未来は望めないのです。
私たちができること、こどもに伝えたいこと。
WWFの取り組みをご紹介します。
おいしい魚を何世代も先まで残していきたいですね。
まさに海の恵みを守る。
その為には、私たち消費者の意識を変えることが肝心です。
環境への配慮をした設備にはコストがかかります。
当然、市場に出回る魚の価格に影響します。
安いものにはそれなりの代償があることを忘れないこと。
これは食品に限ったことではありませんね。
安いものばかり消費していては、真面目に取り組む漁業者は続けていくことができなくなります。
そこで、消費者にわかりやすく提示する取り組みがMSC(Marine Stewardship Council、海洋管理協議会)
消費者がこの海のエコラベルが付いているお魚を選ぶことによって、環境へ配慮した取り組みへ加担したことになる仕組みです。
お近くのスーパーでこのラベルが見つからなければ、ご意見カードなどに書いてみるとよさそうです。
私たち消費者の意識を少しづつ変えて、美しい海をこどもたちへ残していきましょう!
( 参考:WWF http://www.wwf.or.jp/activities/nature/cat1136/cat1143/)
(参考:爽風上々 (id:sohujojo) ブログ http://sohujojo.hatenablog.com/entry/2016/01/14/063000)
旬の魚を食べよう!
超高級魚のどぐろ!
名前の通り、口を開けると喉が黒い!
北陸や山陰で獲れたらのどぐろ(のどくろ)それ以外はアカムツと呼ぶ?!そうです。
スーパーではあまり見かけない魚ですね。(関西在住です。。。)
私はいつも行く近所の市場の魚屋さんのおすすめで買ってみました。
長崎県産と書いてあり、40cmくらいで2300円でした!
捌くのも練習して上手になりたいので、そのまま待って帰ることに。
お魚屋さんのお兄ちゃんに、お造りにして皮は炙ったら美味いよ〜!って教えてもらったので、早速三昧に下ろしてお造りに。
そして、アラは煮付けにしました。
翌日、お寿司屋さんでのどぐろの握りを頂きましたが、炙り加減、シャリとの微妙な脂の乗り。。。
塩で頂きましたが、もう絶品!でした!!
お魚を捌くのが苦手な方は、スーパーでも捌いてくれるのでお願いしてみてくださいね。
基本の煮付けのレシピをご紹介します。
のどぐろ以外でも旬の白身魚を煮付けてみてくださいね!
ご飯がすすみます!
骨が危ないから魚を食べさせないという方もいるそうですが、食べさせないのではなく、危ないから気をつけさせることの方が重要のような気がします。
こどもたちはいつも取り合いになること間違い無し!
ぜひ、作ってみてくださいね!
【材料】4人分
白身魚 ・・・1匹分
丸ごとでも切り身でも大丈夫。
丸ごとの場合はあらかじめ鱗と内臓の処理をしておく。
水 ・・・150cc
酒 ・・・150cc
みりん ・・・大4
砂糖 ・・・大4
醤油 ・・・大4
生姜 ・・・10g
【作り方】
1 霜降りをしておく。
(ざるに魚をのせ上から熱湯をかける。そうすることで臭みが消える)
2 魚は表面に十字に切り込みを入れて味を染み込みやすくしておく。生姜は皮をむき、スライス。
3 鍋に1と全ての調味料を入れ沸騰させる。
4 魚を入れる。切り身の場合は皮面を上にして鍋に入れる。
5 落し蓋をして(なければアルミを表面に被せてもOK)煮汁が減って照りが出れば出来上がり。(5分〜8分程)
ポイントは、短時間で仕上げることです。
なので落し蓋は必ず使いましょう。
霜降りの一手間も重要です!
お好みで、ネギ、ごぼうといった香味野菜や、こんにゃく、鷹の爪など使ってアレンジしてみてください!
別で茹でたほうれん草を飾るのもおいしいですよ。
今晩のおかずはこれに決まり!
次回もお楽しみに〜!
~安心・安全は家庭から~~家庭料理は家族の絆を結ぶ~
2004年 LE CORDON BLUE 神戸校 菓子基礎 中級 上級コース卒
2009年 料理教室lista主催 料理研究家養成コース 卒
2009年 ケータリングプランナー 取得
2009年 ハーブクッキングアドバイザー 取得
2010年 神戸トアロードにカフェをオープン
2011年 自宅にて『記憶に残る料理教室』主宰『記憶に残る料理教室』
記憶に残る料理教室では、忙しい毎日の中にも、お母さんの味を子供に伝え、また、自分の味を見つけることで気持ちに余裕がうまれることを信じています。
【中島涼子の記事】
https://www.branshes.jp/wpapp/blog/blog_tag/ryoko-nakajima/
【ブランシェス「mama_koe」では、ママとお子様にやさしく簡単にできるお料理をご紹介しています】
ママと子どもの食育レシピシリーズ
☆ブランシェスオフィシャルサイト
http://www.branshes.jp/index.php
☆ブランシェス公式オンラインショップ
http://www.branshes.com/shop/top.aspx
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