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『親子のきずなが深まるおむつなし育児』早くおむつをはずしたい方の本 -what’s new-
早くおむつをはずしたい!
「おむつなし育児」を始めたいママ、方法を知りたい保育士さんの必読書『親子のきずなが深まるおむつなし育児』をご紹介します。
株式会社主婦の友社から発売された、三砂ちづるさん(津田塾大学多文化・国際協力学科教授)著の『親子のきずなが深まるおむつなし育児』は、忙しいママにもおすすめの、赤ちゃんとの時間を十分に楽しむための方法です!
「おむつなし育児」という言葉を聞いたことはあっても、実際どうやってはじめればいい?はじめてはみたものの、うまくいかない……と悩んでいる方でも大丈夫!
月齢別のはじめかた、準備するとよいもの、環境のととのえ方から、保育園にあずけるときのコツまで、「おむつなし育児」をつづけるために必要なこと、すべてまとめられています!
◆なにからはじめればいいの?
子どもの様子を見て、おしっこやうんちを「したそうだな」と感じたとき、小さな赤ちゃんであれば、両腕で支えるようにして、おすわりができるようになったら、おまるやトイレにすわらせて、おむつをはずした状態で排泄できるように、大人が手助けをします。
◆「おむつなし育児」をするとなにがいいの?
おむつなし育児を始めたママは、「おむつなし育児をはじめたら、赤ちゃんのきげんがよくなった」「子どものことを、ほんとうにかわいいと思うようになった」といいます。
「おむつなし」といっても、おむつを使わないわけではありません。ふだんはおむつをしていて、「しそうだな」と思ったときに、おむつをはずして、おまるやトイレにすわらせるだけでよいのです。
タイミングがわかるようになると、おむつを汚さなくなるからラク!というママの声は多く聞かれます。しかし「おむつなし育児」の醍醐味は、なんといっても、おむつのなかでおしっこやうんちをしないことで赤ちゃんがいつもごきげんでいられること、ママも楽しいこと、それが一番です。
◆何歳から始めればいいの?
生まれてからすぐ始めても、月齢が進んでからでも、いつからでも始められます。ただし、小さいうちにはじめるほど、赤ちゃんもお母さんもラクであることは確か。おむつのなかで排泄することが当たり前にならないうちに始めるほうがよいでしょう。
◆生まれてすぐの赤ちゃんがいつおしっこするか、どうしてわかるの?
赤ちゃんをよく観察していれば、おしっこをしたいときはだんだんとわかるようになります。はじめは、寝て起きたときや、授乳の前後に、おまるにすわらせてみます。おしっこをしなくてもがっかりしないで!
ママがゆったりしていると、赤ちゃんはそれだけでうれしいもの。ママが自分に気持ちを向けてくれること、大事に思ってくれることがいちばん大切です。
◆忙しい毎日で時間がないけれど、できるかな?
忙しい時間のなかでも、子どもといっしょにいるときは、赤ちゃんの排泄に十分に気持ちを向けてみましょう。気持ちの余裕がないときはお休みをしてもよいですし、朝だけ、夜だけ、週末だけ試してみる、というだけでもよいのです。
忙し日々だからこそ、おっぱいや、おしっこ・うんちのこと、睡眠のことなど、生きていくうえでの基本的なことに気持ちを向けて、あとはなんとかなる、と思えるとよいですね。
◆必需品ではないけれど、あると便利なおむつなしグッズ
おむつなし育児を始めるときに、「絶対必要!」というものはありません。でも、「これがあると便利」というものはいろいろあります。その一部をご紹介しましょう。
●おまる
●布おむつカバー
最初は、2~3枚用意すればよいでしょう。
●布おむつ
10枚程度。最初から大量に用意せず、使ってみて気に入ったら買い足すのがおすすめ。
●またわれズボン
●携帯用トイレ
外出のときに便利な水筒型の携帯トイレ
●三砂ちづるさんからのメッセージ「子どもの育ちにどうしても必要なこと」
あなたは、「子どもとはクオリティータイム(質の高い時間)を過ごすことが大切」とか、「おしっこ、うんちのことよりもっと子どもの能力を伸ばすような“何か意味のあること”をやったほうがよいのではないか」と思っているかもしれません。でも幼い人たちにとって、お母さんの気配を感じながら、おしっこ、うんちだけ気をつけてもらってぼんやりと過ごすほど至福な時はないし、それはどうやら人間が人間として育っていくうえでけっこう大切なことなのです。
●著者情報
三砂ちづる(みさご ちづる)
津田塾大学多文化・国際協力学科教授。1958年、山口県生まれ。兵庫県西宮市で育つ。京都薬科大学卒業。ロンドン大学Ph.D.(疫学)。専門は疫学、母子保健。著書に『赤ちゃんにおむつはいwらない』(勁草書房)、『オニババ化する女たち』(光文社新書)、『死にゆく人のかたわらで』(幻冬舎)、『少女のための海外の話』『少女のための性の話』(ミツイパブリッシング)、『自分と他人の許し方、あるいは愛し方』(ミシマ社)などがある。
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